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Gaston Y Daniela 2025 新作発表のお知らせ

2025.2.17

「TEJEDORAS」とはWeavers(織り手)という意味のスペイン語です。新しいファブリック・コレクション「Weavers」のインスピレーションの元となったのは、何世代にもわたって受け継がれ、非凡な女性たちの手によって豊かにされてきた織物芸術の深い遺産に由来します。どのデザインも、献身的に織り上げられたストーリーの力、文化の架け橋となるパターンの美しさ、そして人生そのもののようにシームレスに絡み合うディテールの豊かさを称えています。

このコレクションは、糸で織り上げてきた女性たちだけでなく、情熱とビジョンをもって伝統を築き、テキスタイル・アートを形成してきた女性たちにも敬意を表しています。そのため、各ファブリックには女性の名前が付けられており、織物を芸術的かつ文化的な表現にした女性たちの遺産とアイデンティティ
の象徴となっています。

Weaversは、時代を超越した芸術を定義する創造性と信頼性に敬意を表する方法なのです。

RITA GDT-5815


1900年のアメリカ製ブランケットからインスピレーションを得たコットン・ジャカード生地です。二重織りの技法で織られた伝統的な格子縞のブランケット・デザインは、2枚の生地を同時に重ね合わせたものです。2枚の層は別々の生地のままだったり、ポケットや立体的な効果を形成するために特定の箇所で接合されたりします。このデザインは実用的であるだけでなく、芸術的・文化的な表現としても機能しました。さらに、このテキスタイルは歴史的に女性と結びついており、彼女たちは何世代にもわたってこれらの技術を守り伝えてきました。彼女たちの献身と技術は、この重要な文化的表現を保存し、豊かにするための基本となってきました。

※NORNA見本帳に収録

BERNARDA GDT-5807


女性の織り手たちが歴史を通じて実践してきた古代の二重織りの技法を反映した幾何学デザインです。2層の糸が織りなす複雑な構造を生み出す技法は、エジプトとメソポタミアの古代文明にルーツがあります。今日、技術の進歩によって高度な機械による生産が可能になった一方で、女性たちはこの複雑なデザインを織り続け、伝統的な技術を何世代にもわたって守り伝えています。

※NORNA見本帳に収録

RAFAELA GDT-5805


地元の女性たちが手織機で織った先住民の織物のイカット模様を再現したジャカード・ストライプ生地です。カスリ染め(1本の糸を多くの不規則な色合いで染める)の糸と無地の糸を交互に使うことで、この独特の模様を際立たせるコントラストを生み出しています。

※NORNA見本帳に収録

SIMONA GDT-5813


マヨルカ島にインスパイアされたジャカード織物で、そのルーツは東洋発祥の古代イカット技法に遡ります。この技法はシルクロードを経てヨーロッパに伝わり、18世紀にマヨルカで取り入れられ、地元の伝統となりました。伝統的に女性たちがこの織物の染色と織機を担当し、工芸の秘密を代々受け継いできました。

※NORNA見本帳に収録

URSULA GDT-5801


ヘッドボード生地:URSULA GDT-5801

18世紀後半のアメリカのベッドカバーからインスピレーションを得たジャカード織のチェック生地です。複雑なデザインで知られるベッドカバーは、女性たちによって織機で手織りされました。雇用の機会が限られていた時代に、女性たちはその技術と創造性を認められこのようなテキスタイルを機能的かつ芸術的な作品へと変貌させました。

※NORNA見本帳に収録

ISABEL GDT-5806


壁面:ISABEL GDT-5806

幾何学デザインの起源は古代の二重織りの技法にあり、歴史を通じて女性の織り手によって習得されてきました。エジプトとメソポタミア文明をルーツとする複雑な技法は2層の糸を絡ませて織る技法です。今日、現代の織り手たちはこの伝統を守り代々受け継いでいます。

※NORNA見本帳に収録

MARITA GDT-5803


ベッドカバーの花柄の生地 : MARITA GDT-5803

キルトのようなプリント生地MARITAは、喜多川歌麿の木版画に描かれた女性たちの着物にインスパイアされています。江戸時代(1603-1868)日本の木版画産業において女性は重要な役割を果たしました。ほとんどの木版画家は男性でしたが、この技法の成功と普及には女性の存在が不可欠でした。しかし、その重要な貢献にもかかわらず、彼女たちはしばしば男性と同じような評価を受けることはありませんでした。

※FLORA見本帳に収録

ELOISA GDT-5818


20世紀初頭のアメリカのキルトにインスパイアされた、広巾のリネン100%プリント生地です。アメリカで最初のキルトは、パッチワークやキルティングの技術を持ち込んだヨーロッパからの入植者によって作られました。当初これらのキルトは機能的なもので、暖をとるためやカーテンとして使われていました。しかし時が経つにつれ、キルト作りは日常生活の経験を反映する芸術へと発展し、特にアメリカ南北戦争の時代にはその傾向が顕著でした。また、キルト作りは共同的で社会的な活動ともなり、女性たちはキルティング・ビー(キルト作りの会)に集まって技術を共有し、家族の絆を深めこの工芸の伝統を守ってきました。

※FLORA見本帳に収録

LONGFORD GDT-5827


インドに根ざしたスタイル、ジャコビアン柄にインスパイアされた、Gaston Y Daniela のアイコニックなデザインです。18世紀、ジャコビアン生地はヨーロッパ人の好みに合わせて進化し、オリジナルのインド特有の花柄や自然柄をより現代的なデザインと融合させました。このエキゾチックなものとヨーロッパ的なものの融合が一時代を画する独自のスタイルを生み出し、現在もテキスタイルデザインの指標となっています。

※FLORA見本帳に収録

DOLORES GDT-5804



パキスタンのシンド地方に伝わる儀式用ショール、Sindh Odhana からインスパイアされたリネンの刺繍生地です。繊細な職人技で有名なこれらのショールは、花や幾何学的なモチーフを組み合わせ上質で透け感のあるコットンをベースに絹糸で手作りされています。一枚一枚が個性的で象徴性に富み完成までに何年もかかることもあり、結婚式などの特別な日のために制作する職人の技術と献身を反映しています。

※FLORA見本帳に収録

LOLA GDT-5814


グリーンのベースに繊細な花のモチーフが特徴的なMille Fleurs (織地一面に小花と小動物を散らすタペストリー独特の文様)デザインのタペストリー風ゴブラン織りです。中世後期からルネサンスにかけて流行したスタイルは、豊かな職人的伝統を反映しています。中世フランドル地方の工房でも、19世紀の様式復興期にも、女性織物職人たちがその創作に重要な役割を果たし、歴史と芸術をシームレスに融合させる技法を守ってきました。

※FLORA見本帳に収録

PARAISO ORIGINAL GDT-5826


Gaston Y Danielaのこの歴史的なプリントは、1760年にフランスで創業し、トワレ・ド・ジュイの生地で有名なOberkampf(オベルカンフ)の工場のアーカイブにあるインディアン・デザインにインスパイアされています。女性は生地の仕上げから複雑なパターンへの創造性の貢献まで、生産工程全体で重要な役割を果たしていました。彼女たちは伝統的な捺染技術を守るだけでなく、染料の使用や高度な捺染方法にも革新をもたらしていました。

※FLORA見本帳に収録

LINNEO GDT-1313


壁面:LINNEO GDT-1313

象徴的な文書がコットンにプリントされています。アメリカ大陸へのスペイン探検隊から届いた植物のエングレービング(版画の凹版技法。ビュランという先端にダイアモンドの固い刃のついたノミのような器具を使い、銅板に線を彫る)に基づいた文書です。

※FLORA見本帳に収録

AMELIA GDT-5816


階段に敷いている生地:AMELIA GDT-5816

1917年のロシアの花柄文書からインスピレーションを得たリネン100%のプリント生地です。革命前のロシアの豊かな伝統は、Varvara Stepanova や Liubov Popova といったアーティストに影響を与え、戦後彼らは伝統とアヴァンギャルドを融合させた革新的なテキスタイルデザインを生み出しました。

※MOIRA見本帳に収録

RENATA GDT-5817


ボルスタークッション:RENATA GDT-5817

木版画のデザインでヨーロッパで人気のあった18世紀のドミノ・ペーパー(木版で図柄を印刷し植物や幾何学模様を1枚ずつ手で彩色した装飾紙)にインスパイアされたリネン100%のプリント生地です。これらの装飾紙は家具、箪笥、箱、本の装飾に使われました。当時の女性たちは印刷工房で働き、これらのデザインを装飾的価値の高いユニークな作品に施すなどその生産に重要な役割を果たしました。

※MOIRA見本帳に収録

SOL GDT-5822


バリのイカットをモチーフにしたエスニックなデザインをサテン地にプリントした生地です。女性たちによる手織りの伝統のルーツを思い起こさせ、職人たちが糸の一本一本に寄せる文化的な豊かさと献身を物語っています。

※MOIRA見本帳に収録

ASTRID GDT-5821


サテン地にプリントされたデザインは、ダブル・イカット(縦糸と横糸の両方を複雑な模様に染色してから織り上げる技法)としても知られる伝統的なバリのイカットにインスパイアされた幅の広いストライプが特徴です。時代を超えて受け継がれてきたこの古代のテキスタイルは、先祖伝来の技法を守り、世代から世代へと受け継ぐ女性たちによってのみ手作りされています。

※MOIRA見本帳に収録

ADELA GDT-5823



チリ発祥のマプチェ織物に敬意を表したストライプのプリント生地です。マプチェ文化では、女性が織物の知識を伝える中心的な役割を担っており、それは祖母から母、娘へと受け継がれてきた遺産です。若い頃から紡ぎ、染め、織りを学び、深く根付いた文化的伝統の継承に貢献しています。この織物は、チリの先住民アラウカノ族の女性たちの強さと知恵を反映し、時を超えて受け継がれる遺産を守っています。

※MOIRA見本帳に収録

MENCIA GDT-5825


耐久性に優れた無地の椅子張り生地です。19色からお選びいただけます。


MAFALDA GDT-5824


暖かみのある心地よい風合いののシェニール織生地です。やわらかな手触りで耐摩耗性に優れ、椅子張り生地に最適です。21色からお選びいただけます。

LA TOJA IN-OUT COLLECTION 


CIES GDT-5809


幾何学デザインのアウトドア用生地です。ポリプロピレン糸を使用した高性能の特性を備えています。

※LA TOJA見本帳に収録

FIGUEIRAS GDT-5810


モダンななストライプ柄のポリプロピレン製アウトドア用生地です。耐久性に優れ、メンテナンスも簡単です。この生地はどんな屋外スペースも心地よく洗練された雰囲気に変身させます。

※LA TOJA見本帳に収録

MELIDE GDT-5811


単色のトーンのクラシックなストライプ柄です。風合いの良さと高い耐久性で定評のあるポリプロピレン製の屋外用生地です。

※LA TOJA見本帳に収録

OGROVE GDT-5808



ポリプロピレン製の細いストライプのアウトドア用生地です。コンテンポラリーで多彩なデザインに加え、耐久性を備えた素材が特徴的です。アウトドア用の装飾プロジェクトに最適です。

※LA TOJA見本帳に収録